【はじめに】
 これは個人的な考えであり,他の方の考えを貶している訳ではありません.
ただ文章力・語彙力共に中学生レベルなため,勘違いを生む書き方をしているかもしれません.
その辺りをご容赦頂けるとありがたいです.

【聖刻の弱点】
 聖刻を使用している側からの弱点を挙げます.

・増殖するG+冥府の使者ゴーズ…この組み合わせで攻撃を妨害された場合,そのままキルを行う事はほぼ不可能(場にグスタフマックスが存在する場合のみ可能)であり,自分は次のターンに山札と同程度ある相手の手札によって惨殺されます.
ワンチャン生き残るという夢を抱いては駄目です…即死です.

・エフェクトヴェーラー…以前の裁定ではヴェーラで阻害された場合でも,レダメを絡めることでキルに向かうことが可能でした.
しかしレダメが制限になった今,ほぼ確実に展開を止められてしまします.

・ブラックホール…展開した返しでのこのカードで泣いた聖刻使用者も少なくないはず…しかし対ブラックホール様にカードスペースを割くということは,入っているか分からない制限カードを対策しているということです.
私は,ならばそのスペースもワンキルを目指す札にすべきではないかと考えています.

・ヴェルズオピオン…無理です,諦めましょうw
返す方法としては,蘇生札で低レベルモンスターを蘇生からのネフテドラゴン召喚位です.
対オピオン(だけではないですが…)用に脱出などの除去札を積んでいるという方も見かけますが,一枚の除去札だけでは意味を為さず,二枚揃って初めて除去可能という,先程の蘇生ネフテ並みに達成が困難です.
そのため,メインは諦めサイドで確実に勝つというスタンスを取る事で,遥かに他のデッキへの勝率が向上します.
またオピオンが立つ以外ならばこちらに有利があるため,メインを取れる可能性も決して低くないため,このモンスターに対する対策を捨てました.

以上に挙げた4点のうち,ブラックホール以外のメイン採用が激減していると私は判断し,現在の聖刻はとても強いテーマだと考えています.

【新制限による聖刻の弱体化】
 前制限からの弱体した部分を挙げます.

召集の聖刻印(準制限)…ご存知の通り,どの聖刻に対してもアクセス可能な万能サーチカードです.
このカードが減ったことによる支障は主に2つあると考えています.
1つ目は,聖刻の絶対数の減少です.これに関しては,前環境の構築でネフテピンの構築があった様に,その枚数を増やす事で思っていたよりも問題だとは感じませんでした.
しかし,2つ目の問題点である初動札の減少という点で見れば,かなり影響があったのではないか考えています.
たかが9枚が8枚になっただけだ…とも考えられるかもしれませんが,初動札が来ないからといった負け方は決して無視して良い問題ではありません.
そこで私が考えた対策は,墓地利用です.制限改定で殺虫された今,聖刻の切り札の一つである蘇生札,つまりリビングデッドの呼び声を3投することが可能な環境となりました.しかしリビデを用いるには,当然ですが墓地にモンスターが存在する状態…つまり,一度動いているかもしくは,ディスカードでモンスターを落としている状態でなければ始動札となり得ません.
そこで採用したjカードがカードガンナーです.カーガンの役割は勿論これだけではありませんが,もっとも大きな要因はこれに尽きます.事実,カーガンのコスト+リビデからのキルも多々あり,
聖刻印の枚数が減った最大の影響を軽減できたのではないかと考えています.

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン(制限)…正直に言うと,致命的な制限改定です.
当り前ですが,遊戯王はライフ8000を削れば良いゲームですので,聖刻3枚の最大ダメージが12700から8100に減少したからといった素敵な理由ではありませんw
前述のヴェーラに対するケアが不可能といっても過言ではないレベルに達成が困難になったことが最大の問題です.
前環境で聖刻を使用していた方なら分かると思いますが,アトゥムス効果にヴェーラを使用された場合でも手札にレダメを抱えているならば,そのままキルを達成することが可能でした.
しかし現改定ではキルに向かえなくなることは勿論,最悪の場合アトゥムス単騎で終了する場合すらありえます.
よって,インゼクターが減少し,ガジェット・HERO・水精鱗が流行っており,ヴェーラの採用率が著しく減少しているこの環境だからこそ,聖刻は勝てるデッキなのだと考えています.

【先行の初動】
 先行トレミスが強い!という考え方がありますが,私はそう思えません.
メインの聖刻で勝てる可能性を左右すると言っても過言ではないことの一つにデッキバレがあります.
聖刻とバレてしまった場合,相手の行う行動はガバ伏せです.
ガバ伏せは対聖刻での有名な戦法であり,事実突破する事が大変困難でそのまま敗北する可能性が激増します.
そのため,効果の薄い先行トレミスはデメリットの塊といっても過言ではないと考えています.
ただし例外として,相手のデッキがトレミスに対して有効な解答を生みだしにくい・または高打点を先出ししなければワンキルもしくは制圧される可能性が高い場合においては勿論有効です.
その場合はむしろ積極的に出しに行くべきであり,二戦目移行もこのことを考えて動く必要性があります.
また手札にリビデが存在する場合も有効です.
エンドシユウの行動を取れることは勿論,腐っている始動札であるリビデに役割を持たせることが出来ます.
ただし,サイクロンの危険性が勿論存在する為,そこは個人のプレイング次第だと考えています.
私はサイクロンは十分脅威の存在となり得ると判断した,あまり先行トレミスは行いませんでした.
私が強いと考える先行パターンは,アトゥムス(素材1)+プレアデス(素材1)+レダメをバウンスする動きです.
勿論,レダメが出せるという条件を満たしている場合のみ行う動きですが,レダメが手札に存在するだけでかなりの脅威となり,展開を阻害されても再展開可能なパワーを秘めています.
またプレアデスの制圧力は馬鹿にならず,相手の動きをかなり抑圧する事が可能です.
そして問題である,相手ガバ伏せに対する次ターンの動きだしとして,アトゥムス効果シユウサーチが可能です.
仮にこの始動に対して最大脅威である激流葬を合わせられた場合においても,プレアデス効果でシユウを手札にバウンスすることが可能であり,手札には最低でも動きだし札+シユウ+レダメを揃えることが可能です.
この手札はレダメ+ランク5or6モンスターを並べ2キルを目指せる手札であり,これならばデッキバレした上から潰せる程度には強力ではないかと考えており,先行初動の指針としています.
とは言ったものの,初動でGを打たれるとトレミスの動きに移行することを強いられる為,基本は我慢です.

【ワンキルに向けて】
 聖刻の醍醐味はやはりワンキルです.
相手の阻害札を踏みつぶし,ライフ8000を奪い去る…聖刻の使用者ならこの快感は知っているはずw
ワンキルに向けての動かし方ですが,相手場によって臨機応変(モンスターが存在する場合はネフテを絡ませる.また高打点のモンスターが存在する場合はボルカドラグーンに切り替えるなど)としか言えません.
私も自慢げに言える立場では決して無いですが,これは慣れるしかないと思います.
しかしアトゥムス効果で真っ先にレダメを特殊召喚するのではなく,ネフテを挟むことによって相手場を空けることが可能ということを念頭に置いておけば,それほど苦も無く相手の場を空にすることは可能です.
さて,目指すべき最終的な場ですが,Gを撃たれているか否かで大きく異なります.
まずGを撃たれていない場合ですが,場の合計値が8000以上+フォーカスフォース+ガイアドラグーンを目指します.
トラゴケアとしては代表的な形ですが,とても有効的です.
続いてGを撃たれている場合ですが,Gを撃たれた場合,まず見なかったことにしますw
ですので,ビビらず出来うる最大回数の特殊召喚を行いましょう!
最終的な場ですが,合計値8000以上+☆5モンスターを二体並べる形を目指します.
この場の場合,トラゴを引かれていなければ当り前ですがライフ8000を削れて勝利します.
途中でトラゴを引かれて出された場合は,
マシュ=マックの効果により相手手札枚数*600のダメージを与え勝利出来ます.
つまり,Gを撃たれた場合は詰みになる場を目標として動きます.
フォーカスフォース+ガイドラでは二枚目のドラゴに抵抗出来ない為,止まってしまう可能性があります.
聖刻が動き出すとは即ち,必殺でなければなりません.
初めから2キルを目指すならば他のデッキを使うべきであり,1キル以外はあり得ません…と,まぁ格好良いことを書きたかっただけですがw
上記のフィールドを揃えるには3枚パターンで並ぶレダメトレミスアトゥムスの8100では論外です.
勿論,阻害札で削られた後のこのパターンはとても強く,相手からすれば理不尽の塊ですが,阻害札を踏みに行く場合でも動き出しが3枚だけということは絶対にしてはいけません.
最大限まで溜めて溜めて溜めて一機に削りましょうw
注意点として,初めに書いたとおりこれはトラゴケアのみです.
現環境を見渡すとG採用に+して採用されているもっとも多いパターンがトラゴのみの場合です.
しかし少ないとはいえ,ヴェーラやゴーズは確実に存在します.
もしそれらを踏んだ場合,私は諦めますw
何を馬鹿なと思われるかもしれませんが,私は私なりに環境を考えて今の聖刻の形を制作しました…という建前とは別に,変なの入れて威力落とす位なら最大限最高の攻撃力で踏みつぶした方が気持ち良いよね!っていうのが本音ですw

【採用理由】
聖刻龍41

モン26
トラゴエディア2…Gとの兼ね合い+グスタフへのアクセス
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
冥府の使者ゴーズ…Gとの兼ね合い+上記の理由より
聖刻龍ートフェニドラゴン3
聖刻龍ーシユウドラゴン3
エレキテルドラゴン2…ロストの危険性が皆無の為
聖刻龍ーアセトドラゴン3
聖刻龍ーネフテドラゴン3…聖刻の枚数増加+ランク5へのアクセス
霊魂の護送船2…ランク5へのアクセス
カードガンナー2…リビデの有効化,ローチ等の対策,聖刻でセットが可能になる
カードカー・D2…初動の手札増強(私は最後まで強弱い感じが拭えなかったです…)
増殖するG2…ワンキル妨害,トフェニの条件誘発

魔9
死者蘇生
大嵐
召集の聖刻印2
ナイト・ショット2
サイクロン3
 
罠6
リビングデッドの呼び声3
無謀な欲張り3…大嵐を無視して伏せることが可能な為目くらましになる,キルへ向かう場面での手札増強

【最後に】
 まずは,最後まで読んで頂きありがとうございます.
私は聖刻が大好きで,どうしても考えていたことを残したくて書いてしましましたw
次環境からですが,ゼンマイ然りウサギ然りガイド様のおかげでヴェーラの採用が激増すると考えられます.
本当にヴェーラがキツいデッキなため,流石に一度封印しようと考えており,その期間で自分が忘れても大丈夫な様にという目的もありましたw
次の環境を聖刻で乗り切るとすると,私ならばトレミスビートにします.
帝を混ぜる・ディアボリック等を入れてカオスにする・忍者を入れて下級でも戦える様にするなど,まだまだ取れる道は多いと思います.
しかし私はそういったチマチマしたアドを稼いで地道にビートするのではなく,最大限ぶん回して相手を薙ぎ倒す…これこそ聖刻の醍醐味だと考えており,それが出来ない環境ならば一度使用を止めようと考えました.

拙い文章や色々終わっている語彙で本当に申し訳ありません.
こういった考察をしっかり書くこと自体が初めてで,滅茶苦茶になっているかもしれません…
何か質問やコメントがある場合は,twitterかコメントにお願いします.
また,何か思い出し次第追記していく予定ですw

最終更新日12.10.02